標準化と単純化
おはようございます。Kentaです。
本当に売上がないのでかなり焦ってきた今日この頃です。
本日は「標準化」と「差別化」というテーマで少し書いてみたいと思います。
先日、私の奥さんの友人がパートで働いている求人誌に掲載する広告を作成する会社を辞めたいという話をしていました。なんでもその人は求人広告のデザインなども担当されており、中小企業にありがちなこの人が辞めたらデザインをまともに作成できる人がいないという属人化が出来上がっている状況でした。もちろんその方は忙しい。
そこで、社長は個別に作成するデザインをある程度画一的にして、広告作成の手間を減らし、売上の量を増やしていこう、また、作業自体を誰でもできるようにしようという戦略を考えているみたいでした。
いわゆる「標準化」「単純化」ですね。
そこで、イラっとしているのが上記の奥さんの友人です。その方はデザインを作成する作業は決して嫌いではなく、作業自体は好きで仕事をされているだけにそのような標準化を実行されると「私がこの会社で働く意味はない❗🤬」と言われてました。
社長の気持ちもわからなくもない、奥さんの友人の気持ちもわからなくはない。折衷案として、”標準化したサービスを提供する”、”オリジナルデザインで差別化を図る”という2パターンでビジネスを行うという流れなのでしょうが、そもそも標準化しつつ、差別化のサービスも案内をした場合、これまでがオリジナルデザインだったが故に標準化サービスの価格は下げざる負えないし、これまではオリジナルデザインで請け負っていただけに差別化サービスの価格は上げにくいという状況に陥ってしまうのではないかと思います。
標準化サービス側の問題点として、
・価格低下→これまで以上の受注→損益分岐点販売契約数はどれくらい?
・標準化サービスの場合、なにをもって他社競合と差別化を図るのか?
差別化サービスの問題点として
・オリジナルサービスをしたほうが本当に求人の申し込みが上がるのか?
・そもそも営業はオリジナルサービスが手間がかかるので積極的に売るのか?
・そもそもオリジナルサービスのほうが利益率が高いのか?
オリジナルサービスもそれなりに需要がなければ、奥さんの友人は本当に会社にいる意味がなくなるかもしれません。
逆に診断士としてより深く切り込めるなら、標準化サービスの損益分岐点や需要予測の調査、オリジナルサービス1件当たりの利益率や標準化サービスとの違いの調査など、やることがいろいろあるなと感じた次第です。
いわゆる診断士試験のSWOT分析や3C分析、損益分岐点分析や意思決定会計など、実際に勉強したことは決して無駄ではないな、日常の会話の中でも診断士が活躍できそうな話が転がっているもんだなと感じたところで本日のブログは以上です。ありがとうございました。
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欧米かっ!