中小企業診断士独立を目指す男(おっさん)の物語

このブログは中小企業診断士資格で独立を目指すおじさんのブログです。

ロストテクノロジーについて

 おはようございます。Kentaです。

 2019年9月16日 敬老の日 相変わらず売上0円更新中😰

 福岡の空は快晴で少し涼しいぐらいで気持ちのいい朝でございます。

  さて、そのような本日のテーマは前職がらみではありますがロストテクノロジー?””技術承継?”について考えてみたいと思います。

 ロストテクノロジーとは大昔は作れたのに今だと作れなくなったものという感じで簡単に理解してもらえればいいでしょうか?

 例えば有名なところでは戦艦大和の大砲」💣これは現代の世の中で明らかに必要がないので作らないという話もありますが、必要な設備や職人をきちんと準備できないと製造できないという話があります。特に”職人”👷‍♂️

https://inumimi.papy.co.jp/inmm/sc/kiji/1-1056476-84/

 少しちがった観点からの話だと三菱重工が2016年、2017年に立て続けに就航させたアイーダシリーズという豪華客船🚢結果この船はきちんと就航できたのですが、度重なるスケジュール変更などにより、結果大赤字の豪華客船建造実績となってしまってます。建造場所である長崎のタクシーのおじさんから聞いた話も含めてですが、この豪華客船の受注は三菱重工としては11年ぶりという久しぶりの受注だったみたいです。では、そこで何が起きたかというと11年ぶりに受注をとってくれても11年前に豪華客船を担当していた技師や職人の方々は高齢化、もしくは定年退職している。しかも、豪華客船のノウハウは昔のままというどう考えてもスムーズに建造できるの?😨という状態だったという話です。

https://toyokeizai.net/articles/-/113297

※しかも、なぜこのデザインしたのかも担当の方に問い詰めてみたい。

 要するにいずれの話も人・設備・ノウハウこの辺がそろわないと技術はすたれていくのだなということです。

そこで私の前職の業界について感じたことなのですが、前職はアプリケーションを提供する会社ではありましたが、総合的にお客様のサポートをするということでハードウェアやネットワーク環境も併せてご提供している会社でした。今でもそうです。

 しかしながら、最近ではクラウドの登場もあり、ほとんどの提案がクラウド環境の提案に変わりました。そうなると何が起きていくかというと、サーバー環境の設定はクラウドのセンター側のメンバーが行ってくれるのでサーバー設定などの仕事は覚える必要はない。また、アプリケーションを販売する会社だけにPCだけの注文への対応が難しいものになってしまい、PCやネットワークの環境設定の技術やノウハウを磨く現場が減って行く状況になっているなと感じました。私個人としては現場でお客様とやり取りしながら、環境構築していく経験などはトラブル対処などのノウハウも含めて重要ではないかと思うのですが、今の時代はいかに客先に行かずに対処できるか?というのがスタンダードみたいです。それでも技術レベルが高いならいいと思いますが、クラウドアウトソーシングが進展していく世の中なので技術レベルの低い会社はどんどん増えていくのではないかと考えてます。

 そうした当たり前の技術は新しい技術によって消えていくのかもしれませんが、その結果としてお客様に迷惑をかけてしまうというのは決して良くはないなとお客様に迷惑をかけてしまった経験のある私からは以上です。

 

ヴェルディ:歌劇《アイーダ》

ヴェルディ:歌劇《アイーダ》

 

 

男たちの大和/YAMATO
 

 

IT人材白書2019

IT人材白書2019

 

 

 

技術・技能伝承ハンドブック

技術・技能伝承ハンドブック