言いやすい人、言われやすい人 日大アメフト部に見た日本の縮図
こんにちは、中小企業診断士資格で独立を目指すKentaです。
今日は日ごろの仕事の中でふと思う疑問を書いていきたいと思います。
会社にはいろいろな人がいて、その区分は仕事のできる人、できない人、
仕事が早い人、遅い人など、要は仕事に対してどうなのか?という視点で
語られることが多いと思ってます。
いろんなブログを見ても、本を読んでも「できる社員は~」とか、
「仕事が早い人のXXの習慣」などなどが手を変え、品を変え語られております。
そんななか、タイトルの言いやすい人、言われやすい人はどうなのか?
ふと、思うところがあり考えてみました。
いろんな会社を見てきたなかで、いわゆるうつ病や体調不良で会社を退職したり、
長期療養に入ってしまう人はどういう人なのか?
それはいわゆる「いい人」の部類の人々が貧乏くじを引いているように感じます。
周囲からの頼まれごとに断れない。上司からの命令に疑問を感じながらも自分を
殺して命令を遂行しようとする人。顧客満足だといい、お客様の望んでない商品や
サービスを提供させて目標達成と・・・。
頼んだ人、命令した人はそんなこと言ったっけ?と言い、ある意味サイコパス。
人をつぶしておいて、平然と日々を過ごせる神経は尊敬に値します。
今回、日本全国で話題になっている日大アメフト部の騒動もそうですが、
この騒動はそのまま企業にも当てはまるのではないかと思ってしまいます。企業は相手
に直接的に暴力を行うわけではないので、(暴力を行うところも
ありますが、)このような全国的な騒動に発展することは少ないですが、
20歳そこそこの若者だろうが、30代、40代のおっさんだろうが、TOPの命令に
「NO」といえる人間が何人いるのでしょうか?
ましてや、住宅ローンも抱え、家族もいるようなビジネスパーソンなら、
アメフト部の彼より断れないことでしょう。
もしかしたら、企業のほうが弁護士とかしっかりしているから泣き寝入りという
意味で性質が悪いかもしれません。
あの監督は責任はおれがとると言ってましたが、企業だととらずに済む責任なら
きっと末端の現場社員を何人か責任取らせて(解雇)逃げることでしょう。
そして、その責任を取らされるのが、タイトルの言いやすい人、言われやすい人
なのではないでしょうか?
独立を目指し始めて、つくづく思うのですが会社は自分が会社のためにと
思っているほど、会社は社員を思ってくれておらず、すべて、資本市場の原理で
動いているよな~と感じている今日この頃です。
自分は言いやすい人、言われやすい人だなと感じている方がいらっしゃるなら、
ご注意、ご自愛ください。
会社を辞めたところで、頑張れば次を見つけることは可能だと思います。
問題なのは精神的な病気になってしまい、次への行動を起こせないことです。
自分が好きな人間が精神的にダウンしていく姿を見て改めて、思うところを
好き勝手に書いてみた次第です。
自分が独立しいつか人を雇う日が来たら、自分自身もそのように人を追い詰めて
しまわないように、楽しく働いてもらえる職場を作ることを夢見て、本日の
ブログネタといたします。