増税を見て、「史記 武帝紀」を思う。
おはようございます。Kentaです。
昨日に引き続き増税の関連話をしていきたいと思います。
いつも、増税になると改めて我々はお国にいろんな税金を払っているんだなと感じます。
よくネットのコピペでは
税金? 罰金?
稼いだら罰金 → 所得税
買ったら罰金 → 消費税
所有者は罰金 → 固定資産税
動かすと罰金 → 自動車税&ガソリン税
飲んだら罰金 → 酒税
吸ったら罰金 → タバコ税
死んだら罰金 → 相続税
継いだら罰金 → 相続税
貰ったら罰金 → 贈与税
住んでると罰金 → 住民税
働かないと賞金 → 生活保護
こんなネタが転がってたりもします(笑) まさにその通り?
ただし、これは今に始まったことではなくどの国でもどんな時代でも同じようなことが起こっているのでしょう。
私の愛読書に北方謙三先生の「史記 武帝紀」という本があります。司馬遷の「史記」ではございません。中国の漢の第7代皇帝の話で主に北方騎馬民族の匈奴との戦いがメインに話が進むのですが、北方作品でいつも思うのはきちんと経済面からもストーリーが構築されていることです。
この話では皇帝劉徹の幼馴染でもともと商人の息子だった桑弘羊(そうこうよう)という人が出てくるのですがこの方が軍費の調達や公共工事に関するアイディアで様々な徴税策を献策するのです。
この辺の政策の内容はぜひ、お読みになってください。
そして、匈奴と戦う、皇帝の壮大な宮殿を建築するこんなことをするためにありとあらゆる理由をつけて国民の限界まで税金を搾り取るのです。ただし、この人はもともとが庶民出身なので民が疲弊しているから軍費調達は抑えましょうという献策も行います。しかし、絶対的権力者の皇帝がそれを許さないというパターンが繰り返されます。
日本でもやれ社会保障が~とか、海外も消費税は10%以上だから~とかいろいろな理由をつけて結局増税が決まりました。個人的な意見になってしまいますが、10%で収まればいいのですがまず間違いなく数年後また消費税増税が行われるでしょうね。
ちなみに同じ北方謙三先生の作品の「水滸伝」でも宋の時代の話ですが民が徴税や徴発に苦しむ姿が描かれています。
結局、いつの時代もどこの国でも
税金は増えることはあっても減ることはない!ということを歴史の中から学びつつ本日のブログを終わります。ありがとうございます。
追記:小説としても面白いのでぜひ「史記 武帝紀」を読んでみてください。
史記武帝紀(文庫判完結全7巻セット) (ハルキ文庫 時代小説文庫)
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2014/05/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: イ・ムジチ合奏団& ピーナ・カルミレッリ
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2014/02/18
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
これでも聞きながら
この話も確かもともと税金は10分の1だったのがだんだん増えていく話があったような・・・