それでも見たい!イニエスタ!
こんばんは、中小企業診断士として独立をめざす。Kentaです。
今日はヴィッセル神戸にイニエスタが来てほしいという視点でブログを
書いていきます。
さて、イニエスタと言えば言わずと知れた名門FCバルセロナのキャプテンであり、
スペインのワールドカップ優勝の立役者でもあります。
そんなFCバルセロナの宝石ともいうべきイニエスタがヴィッセル神戸と契約か?と
つい先日、日本を騒がせました。バルセロナのユニフォームの胸スポンサーは楽天と
いうことでそのつながりか三木谷さんやってくれるな!という印象でございます。
しかも、契約年棒は32億円!の3年契約、総額100億近いディールです。
本当に大丈夫なのか?と思ってしまいます。
ということでここからは中小企業診断士を目指すものらしく少しお金の話も交えたい
と思います。
詳しくは下記URLを参照していただきたいのですが、
こちらのデータを基にいろいろと考察していきたいと思います。
デロイトトーマツさんありがとうございます。
まず、契約しようとしているヴィッセル神戸とは楽天が実質オーナーのJ1の
チームでドイツの王子さまポドルスキ(年棒6億円!)という選手を抱える
チームです。
そんなヴィッセル神戸と契約しようとしているイニエスタの年棒は新聞紙上では
32億円!と言われてます。
ちなみにヴィッセル神戸の神戸の各種データで参考になりそうなものを洗い出すと
営業収益 3,865百万円
チーム人件費(いわゆる選手の年棒の合計?) 2,068百万円
はいっ!この二つだけでも単純にイニエスタを迎え入れるには、営業収益の83%近く、
(ちなみに営業収益ですので、売上高ベースで純利益などとは違います)
チーム人件費の155%以上を支出、つまりイニエスタの年棒でヴィッセル神戸が
1.5チーム分作れるという勝手な計算です。
ここでイニエスタを迎え入れるにあたり、視点を変えて考えてみます。
中小企業診断士のマーケティングのテキストなどによく出てくる売上UPのための
基本的な考え方を基にしてみます。
売上を上げるには?
・来店客数を増やす→いわゆるスタジアムの入場者数を増やす
・客単価を上げる→いわゆるチケット収入の金額を高める。グッズの単価を上げる。
・買い上げ点数を増やす→グッズ収入などの関連商品の売上を上げる。
上記の組み合わせで果たして32億はまかなえるのか?
ここで、先ほどのデロイトトーマツさんの記事からデータを抜き出してみます。
ヴィッセル神戸の平均入場者数 17,000人
チケットとグッズの売り上げの合計平均単価 1,925円 ワースト2位!
ヴィッセル神戸レプリカユニフォームの価格 9,720円
すごーく単純な計算ですが売上平均を2,000円と考えて160万人の入場者が
増える、またはレプリカユニフォームが32万枚以上売れないとイニエスタの
年棒に届かないことになります。
イニエスタの年棒を払うためにヴィッセル神戸は営業収入を倍以上にしなければ
らなりません。そうなるとJリーグ1の収入を誇る浦和レッズ(66億)を超えていく
必要があります。楽天からのその他収入という名目の広告宣伝費での救済がなければ、
ヴィッセル神戸だけの収入では賄えません。
財務面で見るとイニエスタの年棒は非常に経営に大きな影響を与えると思いますが、
今後のJリーグの発展や海外の有名外国人の選手の日本移籍への影響を考えると、
定性効果は非常に大きいと思います。
ヴィッセル神戸さんに対していろいろとネガティブな情報を書いてしまいましたが、
それでもイニエスタのプレーを日本国内で見たいと思います。
ヴィッセル神戸に三木谷さん何とかお願いします!